骨格ナチュラルの肋骨が出て見える理由
骨格ナチュラルの方で「肋骨が出てる」「上半身が薄い」というお悩みをよく耳にします。
これは骨格ナチュラル特有の体型的特徴によるもので、決して珍しいことではありません♪
実際に骨格診断を行う専門家の間でも、ナチュラルタイプの中には肋骨の厚みに大きな個人差があることが知られています。
一般的な骨格ナチュラルのイメージとは異なり、意外にも「薄い」体型の方が一定数存在するのです。
肋骨の厚みの個人差とは

骨格ナチュラルと診断された方の中でも、実は肋骨の厚みには大きな違いがあります。
骨格診断の専門家が実際に触診した経験によると、ナチュラルタイプでも「びっくりするほど肋骨が細い」方がいらっしゃるそうです。
これは骨格ナチュラルの診断が難しいとされる理由のひとつでもあります◎
骨格タイプ別の肋骨の特徴を整理すると:
骨格ストレート:肋骨に厚みがありボリューム感がある
骨格ウェーブ:肋骨に厚みがなく薄めの傾向
骨格ナチュラル:個人差が大きく、厚みがある方と薄い方が混在
つまり、骨格ナチュラルでありながら「肋骨が薄い」「上半身が華奢」というのは、決して矛盾ではないのです。
むしろ、ナチュラルタイプの特徴のひとつと考えていただけるでしょう。
上半身が薄く見える体型的特徴

肋骨が薄い骨格ナチュラルの方は、横から見たときに特に「厚みのなさ」が目立ちます。
「ぺらぺら」「薄い」「貧相に見える」といった印象を持たれがちですが、これは骨格ナチュラルならではの体のつくりによるものです。
骨や関節がしっかりしているのに、肉感や筋肉感が少ないため、どうしても華奢な印象になってしまうのですね。
さらに、骨格ナチュラルの特徴である「大きな鎖骨」や「筋張った印象の首」も、上半身の薄さを際立たせる要因となります。
鎖骨が大きく目立つことで、その下の胸元との対比がより顕著になってしまうのです。
デコルテの寂しさの原因
骨格ナチュラルの方に共通する悩みが「デコルテが寂しい」という印象です。
これは肋骨の厚みに関係なく、ナチュラルタイプ全般に見られる特徴なのです♪
両腕を開いた状態で鎖骨を触ってみてください。
指を鎖骨の中に入れ込むように触ると、まるで「水が溜まりそうな空間」ができませんか?これが骨格ナチュラル特有のデコルテの構造です。
バストサイズに関係なく、この構造的な特徴により、どうしても胸元が寂しく見えてしまいがちです。
でも、これは骨格ナチュラルの個性のひとつ。
海外では、むしろこの骨感や鎖骨のラインがセクシーで魅力的とされているんですよ◎
肋骨の出方で変わる見た目の印象
肋骨の出方や薄さは、服を着たときの印象を大きく左右します。
特に骨格ナチュラルの方は、この体型的特徴を理解して上手に活かすことが、スタイルアップの鍵となります。
横から見たときの薄さの悩み

「横から見ると本当に薄くて気になる」という声をよく聞きます。
確かに、肋骨が薄い骨格ナチュラルの方は、正面からは普通に見えても、横から見ると驚くほど厚みがないことがあります。
この薄さが気になる理由は、現代の美容意識と関係しています。
メリハリのあるボディラインが理想とされがちですが、骨格ナチュラルの魅力は「スタイリッシュさ」や「洗練された印象」にあります。
薄い上半身は決してマイナスポイントではありません。
むしろ、モデルのような洗練されたラインを持つ証拠です。
この特徴を活かしたファッション選びをすることで、他の骨格タイプにはない独特の魅力を表現できるのです♪
服を着たときのシルエットの変化
肋骨が出ている・薄い骨格ナチュラルの方は、服選びによってシルエットが大きく変わることがあります。
タイトな服を着た場合: 骨感が強調され、より華奢に見える傾向があります。
特に薄手の生地だと、肋骨のラインがそのまま表れてしまうことも。
ゆったりした服を着た場合: 骨格ナチュラルの得意分野です。
オーバーサイズでも「着られている感」が出ず、こなれた印象に仕上がります。
この違いを理解して服選びをすることで、同じ体型でも印象を大きく変えることができます。
骨格ナチュラルの方は、むしろゆったりしたシルエットの方が本来の魅力を発揮できるのです◎
年代による体型変化の特徴
30代、40代と年齢を重ねるにつれて、肋骨の出方や上半身の印象も変化していきます。
30代前半: まだ若々しさがあるため、薄い上半身も「華奢で可愛らしい」印象を与えることが多いです。
30代後半~40代: 同じ薄さでも「痩せすぎ」「貧相」といった印象を与えやすくなります。
この時期は特に、ボリューム感のあるアイテムで上半身にふくらみを作ることが重要になってきます。
年代に応じて、肋骨の薄さをカバーする方法も調整していく必要があるのですね。
40代以降は特に、上品で大人らしいボリューム感を意識したスタイリングがおすすめです♪
肋骨の出方をカバーするファッション術
骨格ナチュラルで肋骨が出ている・薄いという特徴は、適切なファッション選びでしっかりとカバーできます。
むしろ、この体型だからこそ似合うスタイリングがたくさんあるのです◎
ボリューム感のあるトップス選び
肋骨の薄さをカバーする最も効果的な方法は、上半身にボリューム感をプラスすることです。
おすすめのトップス:
ドルマンスリーブやバルーンスリーブなど、袖にボリュームがあるデザインを選ぶと、上半身全体にふくらみが生まれます。
骨格ナチュラルの方は肩幅がしっかりしているので、袖にボリュームがあっても華奢に見えすぎることがありません。
ケーブルニットやローゲージニットも、肋骨の薄さをカバーするのに最適です。
編み目の凹凸が立体感を演出し、上半身にほどよい厚みを与えてくれます。
プリーツやギャザーが胸元にあるブラウスも効果的。
デザイン性のあるトップスは、骨格ナチュラルの得意分野でもあるので、一石二鳥ですね♪
避けたいトップス:
薄手のTシャツやタンクトップなど、体のラインがそのまま出るアイテムは、肋骨の薄さが目立ちやすくなります。
Vネックなど大きく開いたネックラインも、胸元の寂しさが強調されてしまうので注意が必要です。
レイヤードで立体感を演出
骨格ナチュラルの方は重ね着が得意なので、レイヤードを活用して上半身に立体感を作りましょう。
効果的なレイヤード方法:
インナーにタンクトップやキャミソールを着て、その上にカーディガンやシャツを羽織る。
このとき、インナーを少し見せることで層ができ、上半身にボリューム感が生まれます。
ベストやジレを重ねるのも効果的。
特に、ニットベストは肋骨の薄さをカバーしながら、こなれた印象も演出できます。
スカーフやストールを首元に巻くことで、デコルテの寂しさをカバーしつつ、上半身にアクセントを作ることができます◎
レイヤードのコツ:
異なる素材を組み合わせることで、より立体感が生まれます。
例えば、コットンのシャツの上にウールのカーディガンを重ねるなど。
色のトーンを少しずつ変えることで、のっぺりとした印象を避けられます。
素材選びで解決するコツ
肋骨の薄さをカバーするには、素材選びも重要なポイントです。
おすすめ素材:
厚手のコットンやデニム生地は、それ自体に存在感があるので、薄い上半身をしっかりとカバーしてくれます。
ローゲージのニットやケーブル編みなど、凹凸のある素材は立体感を演出してくれます。
コーデュロイやベルベットなど、表面に起毛感のある素材も、ボリューム感をプラスするのに効果的です♪
避けたい素材:
シフォンやシルクなど、薄くて滑らかな素材は体のラインがそのまま出てしまいます。
ジャージ素材など、体にフィットしすぎる素材も肋骨の薄さが目立ちやすくなります。
素材の持つ質感や厚みを意識して選ぶことで、同じデザインの服でも印象を大きく変えることができるのです◎
骨格ナチュラル向けブラ&インナー選び
肋骨が出ている・薄い骨格ナチュラルの方にとって、ブラジャー選びは特に重要です。
適切なブラを選ぶことで、バストラインを美しく見せるだけでなく、着心地も格段に向上します。
肋骨に当たりにくいブラの特徴

骨格ナチュラルの方は「ブラのワイヤーが肋骨に当たって痛い」という悩みを抱えることが多いです。
これは骨格がしっかりしていて、特に胸の中央部分に硬い部分があるためです。
選ぶべきブラの特徴:
3/4カップのL字ワイヤータイプがおすすめです。
フルカップよりもワイヤーが肋骨に当たりにくく、痛みを軽減できます。
パッドの厚みは薄めのものを選びましょう。
厚いパッドは不自然に見えがちで、骨格ナチュラルの自然な魅力を損ねてしまいます。
アンダーベルトが柔らかい素材でできているものを選ぶと、肋骨への圧迫感が軽減されます♪
避けたいブラの特徴:
フルカップのブラは、ワイヤーが胸の中央まで来るため、骨に当たりやすくなります。
極端に盛るタイプのブラは、骨格ナチュラルの肩幅を目立たせてしまい、全体のバランスが悪くなります。
バストラインを美しく見せる方法

肋骨が薄い骨格ナチュラルの方は、バストが横に広がって見えやすい傾向があります。
これをうまくカバーして、美しいバストラインを作る方法をお伝えします。
美しいバストラインを作るコツ:
脇高設計のブラを選んで、横に流れがちなバストをしっかりと中央に寄せましょう。
脇の部分が高く設計されているブラは、バストを中央に集めて美しい形を作ってくれます。
三角ストラップのブラもおすすめです。
二本取りの三角ストラップは、バストをしっかりと支えながら、自然な丸みを演出してくれます。
カップの形は、あまり尖りすぎないナチュラルな丸みのあるものを選ぶと、骨格ナチュラルの自然な魅力が活かされます◎
注意したいポイント:
極端にボリュームアップするブラは、かえって不自然に見えてしまいます。
骨格ナチュラルの方は、自然な美しさを大切にした方が魅力的に見えるのです。
年代別おすすめインナー
年代によって、インナー選びのポイントも変わってきます。
30代前半: まだ肌のハリもあるので、シンプルなデザインのブラでも十分美しく見えます。
ワイヤー入りでしっかりとサポートしてくれるタイプを選びましょう。
30代後半~40代: 年齢とともにバストの位置が下がりやすくなるため、リフトアップ効果のあるブラがおすすめです。
また、レースやリボンなどの装飾があるものを選ぶと、上品で大人の魅力を演出できます。
すべての年代共通: 肌に優しい素材を選ぶことが大切です。
コットン混やシルク混など、天然素材が多く含まれているものは、敏感肌の方にもおすすめです♪
インナー選びひとつで、見た目の印象も着心地も大きく変わります。
自分の体型と年代に合ったものを選んで、毎日を快適に過ごしましょう◎
肋骨の開きを改善するエクササイズ
肋骨が出て見える原因の一つに「肋骨の開き」があります。
これは生まれつきの骨格だけでなく、姿勢や呼吸の仕方によっても影響されるため、適切なエクササイズで改善することが可能です。
姿勢改善で見た目を変える方法

肋骨が前に出て見える大きな原因のひとつが、普段の姿勢にあります。
特にデスクワークが多い現代では、猫背や反り腰によって肋骨が前方に突出しやすくなっています。
正しい姿勢のポイント:
頭は天井から糸で引っ張られているようなイメージで、首を長く保ちます。
顎は軽く引いて、首の後ろを伸ばすような意識を持ちましょう。
肩甲骨を背骨に寄せるように意識して、肩の力を抜きます。
肩が前に出ると、自然と肋骨も前に押し出されてしまいます。
お腹の奥の筋肉(インナーマッスル)を軽く引き締めて、背骨を支えるようにします。
お腹に力を入れすぎると逆効果なので、「軽く」がポイントです◎
日常でできる姿勢改善法:
スマートフォンを見るときは、画面を目の高さまで上げるようにしましょう。
下を向く時間が長いと、首が前に出て肋骨の開きの原因となります。
椅子に座るときは、背もたれにもたれかからず、坐骨で座ることを意識します。
足裏全体を床につけて、膝が90度になるような高さに調整しましょう。
呼吸法で肋骨の位置を整える

実は、呼吸の仕方によって肋骨の位置は大きく変わります。
正しい呼吸法を身につけることで、肋骨の開きを改善し、より美しいボディラインを作ることができるのです。
正しい呼吸法:
まず、横隔膜を意識した呼吸を覚えましょう。
息を吸うときは、お腹を膨らませるのではなく、肋骨が横に広がるイメージで行います。
息を吐くときは、肋骨をゆっくりと閉じていくイメージで、しっかりと息を吐き切ります。
この「吐き切る」ことが、肋骨を正しい位置に戻すために重要です。
首や肩の力は抜いて、胸で呼吸をしないよう注意しましょう。
胸で呼吸をすると、肋骨が前に出やすくなってしまいます♪
呼吸法の練習方法:
仰向けに寝て、片手をお腹に、もう片手を胸に置きます。
胸の手は動かさず、お腹の手だけが動くように呼吸を調整します。
慣れてきたら、座った状態や立った状態でも同じ呼吸ができるように練習しましょう。
日常でできる簡単ストレッチ
忙しい毎日の中でも、簡単にできるストレッチで肋骨の開きを改善することができます。
胸肋関節ほぐし:
正座して座り、手のひらの根元を使って、肋骨の付け根からみぞおち付近まで優しくマッサージします。
30秒ほどかけてゆっくりと行いましょう。
このマッサージは、凝り固まった胸肋関節をほぐし、呼吸をしやすくする効果があります。
肋骨と背骨をつなぐストレッチ:
正座でつま先を立て、胸の前で両手の平を合わせます。
頭を少し下げて、親指を鼻に、人差し指をおでこにつけます。
息を吐きながら体を丸めて、両肘をおへそに近づけます。
体を丸めきったら、ゆっくりと息を吸って5秒止め、その後ゆっくりと吐きます。
小胸筋のストレッチ:
両肘を床につけた四つん這いになり、つま先を立てます。
右手で右肩、左手で左肩を触り、肘は床に対して垂直にします。
おでこを床に下ろして、鎖骨を床に近づけるように30秒キープします◎
これらのストレッチは1日数回行うことで効果を実感しやすくなります。
無理をせず、気持ちよく感じる範囲で続けることが大切です♪
まとめ
骨格ナチュラルで肋骨が出てる・薄いというお悩みは、実は多くの方が抱えている共通の悩みです。
でも、この特徴は決してマイナスポイントではありません。
肋骨の薄さは骨格ナチュラルの個性のひとつであり、適切なファッション選びやケアによって、むしろ魅力的な特徴として活かすことができます。
ボリューム感のあるトップスやレイヤードスタイル、正しいブラ選びによって、上半身を美しく見せることは十分に可能です◎
また、姿勢改善や呼吸法、簡単なストレッチを取り入れることで、肋骨の開きを改善し、より美しいボディラインを作ることもできます。
30代、40代という年代だからこそ、自分の体型を理解し、それを活かしたスタイリングを楽しむことが大切です。
骨格ナチュラルの持つスタイリッシュで洗練された魅力を、ぜひ自信を持って表現してくださいね♪
あなたの肋骨の特徴も含めて、すべてが魅力的な個性です。
今日からでも取り入れられる方法で、より美しく、より自分らしいスタイルを見つけていきましょう◎